【新設】管理栄養士HP たたき台

美味しく楽しい調理を紹介させていただきます。

食事療法について

食事療法は、生活習慣病の治療に非常に重要です。
食事は生活の一部であり、かつ大きな楽しみの一つです。
生活習慣病は、食生活の乱れ、運動不足、十分な休養が取れない、飲酒、喫煙など様々な生活習慣の乱れによって発症します。したがって、食事療法は生活習慣病に対する治療を行う上で非常に重要です。
しかし、食習慣はこれまでの生活習慣や食べ物の好みなどによって、十人十色であるため、食事療法は各個人に合わせた調整が不可欠となります。
当クリニックでは、食事の相談をする際、最初にこれまでの生活スタイル、食事内容、嗜好などを伺うことから始めていきます。皆様から話をお聞きし、一人一人にあった食事プランを探すお手伝いをさせていただきます。
また、「食事療法ってどういう意味があるの?」、「食事療法っていうけど、具体的にどうしたら良いの?」、「どんな時でも食事療法をしなければいけないの?」などといった、食事に対する素朴な疑問やお悩みについてもお気軽にご相談いただき、一緒に考えていきたいとも思っております。

糖尿病患者さんの食事療法

糖尿病になったら、厳しい食事制限をしなければならない、と思っておられる患者様が多いと思いますが、実はそうではありません。
糖尿病になったからといって、食べてはいけないものは何もありません。
栄養バランスの改善と、摂取カロリーの調節が必要なのです。すなわち、糖尿病の食事療法は、健康的な食生活をしましょうということです。
糖尿病をお持ちの方も、そうでない方にとっても、糖尿病食は理想的な食生活のあり方です。
それでは、糖尿病の食事療法とは、どういったものなのでしょうか?
以下の3つが基本となります。

1. 1日3食、規則的な食事習慣

例えば、朝食を食べずに昼食を食べると、朝食を食べたときよりも血糖値の上昇が著しくなり、昼食後に血管にダメージを与えてしまいます。
また、間食する習慣があり、1日3食以上になる場合、血糖値が高い状態が続いてしまいます。
朝昼夕の3食を規則正しく食べましょう。

食事のとり方で血糖値はこんなに変動します。
  • 1日3回決まった時に食事をとった時の血糖値の変化
    1日3回規則的に食べれば血糖値は安定します。
    血糖値の変化 イメージ2
  • 1日2回しか食事をとらなかった時の血糖値の変化
    朝食抜きの場合、血糖値は昼食前に下がり、昼食後と夕食後に急激に血糖値が上がります。
    血糖値の変化 イメージ2
  • 3回食事をとり、牛乳やくだものを間食に摂取した時の血糖値の変化
    血糖値も上がらず理想的なグラフですが、間食の量や時間帯、回数に気をつけることが大切です。
    血糖値の変化 イメージ3

※各グラフは摂食と血糖値の変化の関係をイメージで示しています。血糖値の上昇・下降の幅には個人差があります。

2. 適正なエネルギー量の食事

適正エネルギー量は、体格や活動量によって、一人一人異なります。

適正エネルギー量(kcal)= 標準体重(kg)× 身体活動量

※標準体重(㎏):身長(m)× 身長(m)× 22

身体活動量
軽労作
(デスクワーク、主婦)
普通の労作
(立ち仕事が多い)
重い労作
(力仕事が多い)
25~30kcal30~35kcal35kcal~

3. 栄養バランスのよい食事

摂取するエネルギーの中で、炭水化物、たんぱく質、および脂質をバランスよく摂り、ビタミンやミネラルも適切に摂るようにしましょう。

栄養バランスを意識し、炭水化物、たんぱく質、および脂質の栄養素に加え、食物繊維等も摂るようにすると、イラストのようなイメージの、主食・主菜・副菜の組み合わせとなります。

無理のない、食べ方のコツや調理の工夫などを提案させていただきながら、ご自身のペースで続けていけるようにお手伝いさせていただきます。

調理レシピ公開

当院では食事療法のレシピを動画公開しております。
是非見てみてください♪

その他の動画

>花粉症・アレルギー外来

花粉症・アレルギー外来

花粉症を始めとする、アレルギーの診察を行っています。1時間程度でアレルギー項目が分かる、即日検査を行っています。

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