手の振るえ(振戦)について

こんな症状はありませんか?

  • 毛が振るえてコップやお茶碗をうまく持てない
  • 手が振るえて字が書けない
  • 座っているときやテレビを見ているときに手や頭が震える

上記の症状に悩まされる方は意外と多いです。
何かを行なおうとするとき(動作時)に起こる振るえを始め、何もしていないとき(安静時)に起こる振るえなど、振るえにも色々な種類があります。

健常者でも、寒いときや恐い思いをしたときや、精神的にひどく緊張したときなどに振るえが起こることはあります。

振るえは、日常生活に困らなければ、振るえそのものは特に問題とすることはありません。
しかし、何らかの病気が原因となり、振るえの症状が出ている場合は、原因となる病気を早期発見治療することが重要です。

振るえの種類の中には脳梗塞が原因となって引き起こされるものもあるため、注意が必要です。
自身は勿論、ご家族や友人に手の震えが見られる場合は、早めに声がけをしてあげましょう。

手の振るえの原因

手の振るえの原因は様々なものがあります。

本態性振戦(ほんたいせいしんせん)

特に有名な振るえは本態性振戦です。
人口10万人に対して1000人以上の頻度で見られ、高齢になるほど多くなっています。
脳には殆ど異常が見られず、原因は不明とされていますが、自律神経のコントロールの不調が振るえを引き起こす原因のひとつと言われています。
老人性振戦と呼ばれる、高齢になってから発症したする本態性振戦がありますが、その場合、手の振るえ以外にも、腕や頭、下あご、唇などにも振るえが生じます。

パーキンソン病

パーキンソン病は、脳の黒質という部分の変性が原因で起こる難病のひとつです。
初期症状のひとつとして、手が振るえが見られます。パーキンソン病の特徴は、何もしていないとき(静止時)に手の震えが発生します。
※それ以外にも、筋肉の硬直なども見られます。

脳血管障害

治療を急ぐ症状で、動脈硬化などにより脳に送る血液が阻害され、手の振るえや手のしびれが起こる事があります。
手の振るえの症状や麻痺が出た後、脳梗塞や脳出血を起こす事があります。
急な手の振るえなどがある場合は要注意となります。

小脳性失調

小脳は運動神経をコントロールする器官です。
小脳の傷害や炎症によって、手の振るえを始め、姿勢の調整や歩き方に変化が見られます。酔っぱらいの様な歩き方をするため、比較的見分けやすい症状です。

薬剤性・中毒性振戦

特定の薬剤を長期間飲んでいる場合やアルコール、タバコ、水銀、コカインなどの中毒が原因となって、手の振るえが起こります。
喘息の薬や精神安定剤などの副作用で起こる事もあります。
原因を取り除けば治る場合もありますが、長く続く場合もあります。いずれにせよ、原因を取り除く事が治療の鍵となります。

見分け方について

手の振るえ方や歩き方によって、ある程度の疾患判別が可能です。
当院の名誉院長 小川紀雄による、見分け方講座を公開しておりますので、是非ご視聴ください。
手の振るえと歩行障害から見分ける疾患について

よくある3つの手のふるえ(振戦)

歩き方で分かる3つの歩行障害の原因

様々な手の振るえ

手の振るえには様々な原因があり、専門の医療施設で診察を行う事が重要です。
手の振るえがある方は、神経内科及び専門の医療機関を受診しましょう。

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